熱中症にはどんな症状があるの?脱水症との関係や対処法をお教えします!

徐々に気温も上がり、熱中症や脱水症が気になりはじめる季節。

体調を崩して、

「夏バテかな…でも、なんか頭も痛いし、、、もしかして、これって熱中症?」

と不安になることもありますよね?

そこで、熱中症の症状や熱中症になる原因、

症状別の対処法など一緒に見ていきましょう!!

熱中症のメカニズムを知れば、

早く対処もできますし、予防もできますよ!!

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熱中症とは?熱中症の原因とメカニズム

熱中症とは?

実は、わたしたちの身体の中では、
普段から様々な熱が生まれています。

これを産熱と言います。

運動をせずにじっとしていても、心臓や脳が休みなく動いているため、
絶えず熱が発生し、

食事をすれば消化のために胃腸が活発に働き、これも熱を作る要因となります。

多くの熱を生み出す人間の身体ですが、体温が上がりすぎてしまった場合は

自律神経の働きで末梢神経をひろげ、

皮膚に多くの血液を流れ込ませることで体外へと熱を放出します。

これを放熱といいます。

また、汗も体温を下げるシステムの一つです。

汗が蒸発するときに、身体の表面から熱が奪われます。

このように体温調節機能を持っているのが人間の身体ですが、

高温の環境に長時間いるとこの機能が乱れてしまうことがあります。

すると体内に熱がこもったり、

急激に汗をかくことで体内の水分・塩分が奪われたりします。

これが全身に影響を及ぼし、

けいれん・めまい・湿疹・頭痛・吐き気など多くの症状をあらわすのが熱中症です。

熱中症になる原因は?

熱中症は、環境による要因と、身体的な要因、行動による要因の3つが重なった場合に起こりやすくなります。

【環境による要因】

★気温が高い

★湿度が高い

★強い日差し

★通気が悪い・風が弱い

★病気などで体調が良くない

★肥満

★普段から運動をしていないなど

    
      【行動による要因】

★激しい運動

★長時間の炎天下での労働

★水分補給がしにくい状況

熱中症のメカニズムは?

熱中症には4つのタイプがあります。

症状が軽い順に

熱失神・熱けいれん・熱疲労・熱射病と名前がついており、
この4つをまとめて「熱中症」と呼びます。

それぞれのメカニズムを見てみましょう。

★熱失神のメカニズム

暑さで皮膚の血管が広がると、血流が減るため血圧が低下します。

そのため、脳に送られる血液の量も減ってしまい、熱失神の原因となります。

症状として、めまい、顔面蒼白、脈が速くて弱くなる、一時的に意識がなくなるなど。

★熱けいれんのメカニズム

汗を大量にかき、水分だけを補給した場合に起こります。

汗として排出されるのは、水分だけではありません。塩分も排出されているのです。

そのため、水分だけを摂って塩分を摂らないと血液中の塩分(ナトリウム)濃度が低下します。

電解質のバランスが崩れ、

症状として、足・腹部・腕の筋肉に痛みを伴うけいれんが起こります。

★熱疲労のメカニズム

大量の汗をかくことで、水分、塩分共に足りなくなり重度の脱水症状を起こした状態です。

暑いために血管は広がり、脱水によって血流が減るために低血圧となります。

ただし体温調整機能はまだ働いており、発汗はみられます。

症状としては、全身倦怠感、悪心・嘔吐、頭痛、集中力・判断力の低下などがあります。

     【熱射病のメカニズム】

熱疲労が更に悪化した状態です。

脱水症状が悪化し、体温調節機能が働かなくなるため発汗もなくなります。

体温も上がり続け、40℃を超える場合もあります。

体温が41℃になるとけいれんが起こり、42℃を超えると細胞が破壊されます。

中枢神経や心臓、肝臓、腎臓などの臓器に致命的な障害が起こり、死亡するケースもあります。

症状 意識障害(呼びかけへの応答が鈍い、言動がおかしい、意識がないなど)やふらつき

この状態では命の危険があるので、ただちに救急車を呼んでください。

病院へつくまでに体温を下げるため、身体に水を掛けたり、首筋や脇の下などの太い血管を冷やしたりしましょう。

「汗をかかなくなったら危険」?!

体温が上がっても汗が出せる時は、体温調節機能が働いているということです。

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ですが、汗が出なくなった時は、この機能が働いていません。

このため、汗が出ていない場合は特に危険だといえます。

これは、聞いたことがある人もいるかもしれませんね。

ただし、これは「汗が出れば大丈夫」ということではありません。

汗が出るのは、体温が上がり過ぎるのを防ごうとしている時です。

ですので、汗が出てきたら体温が上がってきているサインだと気付いてください。

汗で確実に身体から水分が失われるのですから、脱水予防のためにも水分補給をし、

暑さ対策を怠らないようにしましょう。

熱中症の症状、脱水症とは何か関係がある?

熱中症と脱水症。

なんだか文字は似てるけど別物?

と思いがちですが、実はとても関係が深いんです。

夏は、気温とともに体温も上昇するので、体は発汗によって体温を下げようとします。

その汗には、水分だけでなく塩分も含まれており、

この両方が失われることで脱水症に。

脱水症を放っておくと、熱中症、熱射病へと症状が移行していきます。

★脱水症

水と電解質(塩分が水に溶けると電解質になります)で構成される体液が汗で失われ、

その補給ができていない場合に生じます。

よく薬局とかで売っている経口補水液ありますよね?

あれと同じような物が体内にもあるのですが、それが暑さなどで汗で失われる状態です。

脱水症になると、血液の量が減り、血圧が低下して、

必要な栄養素が体に行き渡らなくなり、

不要な老廃物を排泄する力も低下します。

また、食欲不振などの原因にもなります。

さらに、骨や筋肉から電解質が失われることで、

脚がつったり、しびれが起こることもあります。

この脱水症が、熱中症のさまざまな症状を誘発するんですね。

★熱中症

熱中症とは気温の高い環境で生じる健康障害の総称です。

体内の水分や塩分などのバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなり、

体温上昇、めまい、倦怠感、けいれんや意識障害などの症状が起こります。

[熱中症の発生メカニズム]

体温上昇→発汗→体液不足(脱水症)→発汗ストップ→熱中症

その熱中症の背景には脱水症が潜んでいます。

脱水症予防は熱中症を予防するうえでとても大切なのです。

熱中症の症状を正しく知って対処しましょう!!

熱中症は、前の項目でもご紹介したとおり、

熱けいれん、熱疲労、熱射病、熱失神の4つに分類されていましたが、

最近では、熱中症は「どのくらい症状が重たいか」という重症度により、

Ⅰ度、Ⅱ度、Ⅲ度の3つに分類されています。

重症度に応じた治療が行いやすいように分類が改められました。

熱中症の分類と対処法

重症度Ⅰ度 

めまい・立ちくらみ・こむら返り・大量の汗

<対処法>涼しい場所へ移動・安静・水分補給

重症度Ⅱ度  

頭痛・吐き気・体がだるい・体に力が入らない・集中力や判断力の低下

<対処法>涼しい場所へ移動・体を冷やす・安静・十分な水分と塩分を補給する。

★水分を自力で摂取できない場合や症状に改善が見られない場合は受診が必要。

誰かが必ずそばで見守り、症状が改善しなければ病院へ移す

重症度Ⅲ度 

意識障害・けいれん・運動障害

<対処法>涼しい場所へ移動・安静・体が熱ければ冷やす。ためらうことなく救急車を呼びます。

熱中症は炎天下だけではない

熱中症は炎天下特有のものではなく、湿気の多い時期や曇りの日、

日中だけでなく夜間、屋内でも起こる可能性があります。

温度が高い、ムシムシする、日差しがきつい、風がない、急に暑くなったなど、

体内の熱を体外にうまく放出できず体を冷やせない状況にあるときは、

どんな時、どんな場所でも注意が必要です。

治療法とセルフケア

涼しい環境と冷却がポイント

室内では無理はせず、扇風機やクーラーを活用し、適度な気温、湿度を保ちましょう。

もし外出先などで体調に異常を感じたら、風通しのよい日陰や、クーラーが効いている室内へ。

きついベルトやネクタイはゆるめ風通しを良くし、

体からの熱の放散を助けます。

皮膚に水をかけ、うちわや扇風機などであおぎ、体を冷やすのも方法の一つです。

いかに早く体温を下げることができるかが悪化させないポイントです。

水だけでなく塩分も補給

一度に大量の水を摂取すると、かえって体内の電解質のバランスが崩れ体調不良を引き起こすことも。

水分補給をする時には、あわせて塩分の補給も行いましょう。

水分と塩分を同時に補給できるスポーツドリンクや経口補水液、

また水や麦茶には、塩や梅干しなどを足して塩分も補給しましょう。

緑茶やウーロン茶に含まれるカフェインは利尿作用があるため要注意です!!

まとめ

熱中症は最悪の場合、死亡してしまうことがある病気です。

「自分は大丈夫」と考えず、きちんと予防を行ってください。

暑いと思ったらこまめに水分を補給し、涼しい場所に移動するなど対応することが大切です。

それでは、また~(*^^*)

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