カラオケを歌っていても、
「声が小さい」
「声量が無い」
と悩んでる方はとても多いと思います。
でも、むやみに間違った発声で
大きな声を出し続けたり、
歌い続けてしまうと、
喉をつぶし翌日にはガラガラの声になってしまいます。
そこで、
声を響かせるコツ
についてお伝えしたいと思います^^
上手く歌うコツ。声を響かせるとは?
声に限らず、
音を響かせるための第一条件は、
空間を作ること。
空間がないとどんな音も響きません。
ギターなどの弦楽器も、
あの丸みを帯びた空洞のボディが、
弦の振動に寄って発した音を
響かせて美しい音色になります。
歌の場合は体が楽器。「空間」をつかって響かせる
歌が上手い人は、
小さな声でささやくように歌っても、
大きな声で張り上げても、
遠くまでよく通る声で、
しかも音程も正確で
凄い!!
ってなりますよね!
それも全て
「体に響かせるのが上手い」
からです。
声は声帯を空気(息)で振動させて出しますが、
声帯だけで鳴る音は、本当に小さな音です。
それを身体のいろいろな部分に
響かせて(共鳴させて)、
大きな音にしています。
ですので、
身体に響かせるポイントが多ければ多いほど、
音量も大きくなり、
さまざまな音色のバリエーションのある声が出せるようになります!
3つの主な共鳴腔
咽頭腔(いんとうくう):声帯の上
共鳴腔として一番最初に機能する最も大事な共鳴腔。
口腔(こうくう):口の中
二番目に大事な共鳴腔。目で見やすくコントロールし易い。
鼻腔(びくう):鼻の空間
高音 ナ行、マ行 ンの音を使う際に共鳴させます。
他には胸やお腹、のど、鼻、頭など、
いろいろとありますが、
とくに、鼻腔への共鳴(鼻に響かせる事)は、
音程を正確にし、
安定した声を出せるようになります!
また、初心者でもやりやすいので、
まずは鼻に響かせるトレーニングから、
始めましょう!
上手く歌うコツ!鼻に響かせるハミング
鼻に響かせるハミング
1 まずは、のどを開きます。
あくびの状態で。
2 のど開けた状態で、口を軽く閉じ、
口の中を丸く開ける
(口の中に水をためているようなイメージ)
3 <2>のまま、軽く小鼻の上辺りを触り、
「ンー…」とハミングします。
このとき、ハミングしたときに、
小鼻の上辺りがビリビリと震えたら、
OKです。
この感覚がつかめたら、音程をつけます。
4 ピアノなどに合わせて、
ソファミレドと一音ずつなめらかに。
小鼻の上の響きを意識しながら
丁寧に。
5 <3> <4>と同じ場所が響くように意識しながら、
軽く口を開けて、ハミングします。
6 ハミングの「ンー…」のあとに、
「ンがアー…(鼻濁音)」と発音してみます。
これは、鏡をみて練習します。
あごや舌、顔の表情が変わったら、
その部分が助けてしまっているので、
最初からやり直してください。
鼻だけで響かせられるようにしましょう!
7 「ンー…」と「ンがアー…」を交互に。
(ピアノ使って、自分の出しやすい音でOK)
この時、のどは開いた状態で、
「ンー…」から「ンがアー…」に変わる時も、
鼻の響く所、音を当てるところ、
音程は変わらないようにする。
8 「ンー…」と伸ばしてる時に、
のどや口の状態は変えず、
音を前の方に持ってくるようにします。
(村上ショージのギャグ「ドゥーン」をイメージして)
って古すぎてわかんないですね(笑)
鼻より少し前に手を持ってきて、
そこまで音を届かせるようにイメージします。
この時、遠くまで音を届かせようと、
つい力みがちですが、
最初は無理せず、
小さくても、鼻に響かせることを
意識しましょう!
響かせる事が出来れば自然と大きく、
前へ響かせることが出来ます!
9 ピアノを使い、いろんな音階でやってみます。
「ンがアー…」より「ンー…」を大切に。
「ンー…」のはじまりで音を探ったりせず、
音を出す瞬間から、その音を出せるようにします。
例 ドレミレドー
ドミソミドー
ドレミファソファミレドー
など。
歌う前にこの練習をしておくと、
のどもラクで、ピッチの良い声(音程が良い声)が出しやすくなります。
(鼻を響かせる練習を鼻起こしといいます。)
上手く歌うコツ、ポイントは?
●のどを締めたり、のどで力まない
鼻を響かせて抜けのいい声を作りたいのに、
のどで力んでしまうと、
鼻への空気の流れがスムーズにいかなくなり、
響かなくなってしまいます。
●あごや表情筋の力にたよらない
頬の筋肉を上げると響きやすい感じがしますが、
頬の筋肉に助けられていると、
その表情でしか歌えなくなります。
鼻だけで響かせられるようにしましょう!
また、口を閉じたままだと、
歌に活かせなくなるので、
鼻を響かせる感覚を掴んだら、
必ず口を開けてのハミングの練習をしましょう!
●響きを前に出す
はじめは大きな音にはなりませんが、
響きが前に出るようになると、
力まなくても、
ハミングの音量もアップしてきます!
最初は小さくても、
力まず鼻に響かせることを意識しましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
音を響かせる、共鳴させるというのは
とても奥が深いので、
難しくなりすぎず、
出来るだけ分かりやすく説明させていただきました。
参考にしていただけると嬉しいです!
それでは、また~(*^^*)